エアコンの暖房にかかる電気代はどのくらい?計算方法や節約のポイントを解説 寒い季節になるとエアコンの暖房が欠かせませんが、「今月の電気代はいくらになるんだろう…」と不安を感じる方も多いのではないでしょうか。

エアコンの暖房は、使い方の工夫や設定温度の見直しによって、電気代を節約することが可能です。

本記事では、エアコンの暖房にかかる電気代の目安や冷房との違い、ほかの暖房器具との比較、さらに節約する方法まで解説します。
 
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【この記事で分かること】
・エアコンの暖房にかかる電気代の計算方法
・エアコンとほかの暖房器具との電気代の比較
・エアコンの暖房で電気代を節約する方法
 
■目次
  まとめ
 

エアコンの暖房にかかる電気代はいくら?

家庭のエアコンの電気代は、簡単な計算で把握することが可能です。

エアコンの電気代を計算する際は、エアコンの消費電力から使用する電力量を計算します。
 
【エアコン使用電力量の計算】
消費電力(W)×使用時間(h)=使用電力量(Wh)

まず、エアコン本体や説明書に記載されている「消費電力(W)」に「使用時間(h)」を乗じて、使用電力量(Wh)を算出します。

使用電力量が分かれば、電気料金単価を乗じて電気代を求められます。

次に、電気料金単価(円/kWh)の単位に合わせるため、使用電力量(Wh)を1,000で割ってkWh(キロワット時)に直しましょう。

電気料金の単価を全国家庭電気製品公正取引協議会が定める電力料金単価の目安31円/kWhとした場合、エアコンの電気代は以下のように計算します。

【エアコン電気代の計算】
使用電力量(kWh)×31円=電気代

ここでは、上記の計算式をもとに、エアコンで暖房を使用した場合の1時間あたりの電気代と、冷房との電気代の比較をご紹介します。

1時間あたりの電気代

暖房時の電気代は、エアコンの機種や対応する畳数によって異なります。

設定温度20℃など一定条件下での定格消費電力をもとに計算すると、1時間あたりの電気代の目安は以下のようになります。
 
畳数 定格消費電力 電気代の目安(1時間あたり)
6畳 430W 430W÷1,000×31円=約13.3円
8畳 490W 490W÷1,000×31円=約15.2円
10畳 680W 680W÷1,000×31円=約21.1円
12畳 890W 890W÷1,000×31円=約27.6円
14畳 920W 920W÷1,000×31円=約28.5円
18畳 1,480W 1,480W÷1,000×31円=約45.9円
20畳 1,700W 1,700W÷1,000×31円=約52.7円

※電気料金の単価を全国家庭電気製品公正取引協議会が定める電力料金単価の目安31円/kWhで計算
※日立「白くまくん」の製品情報を参照

6畳用で約13.3円、10畳用で約21.1円、14畳用で約28.5円、広い20畳用では約52.7円が目安です。

エアコンのメーカーや性能によって定格消費電力は異なります。また、実際の外気温や設定温度といった使用状況によって電気代は変動するため、ご自宅のエアコンの消費電力を確認することが大切です。

冷房と比べて暖房は高い?

エアコンの電気代は、冷房と暖房どちらが高いのでしょうか。年間を通した電気代の目安となる「期間消費電力量」で比較するとその差は明確で、基本的には暖房の方が電気代は高くなります。

エアコンの冷房・暖房の電気代を比較する際は、エアコンの期間消費電力量をもとに計算できます。

算出基準は、以下のとおりです。
  • 外気温度:東京をモデル
  • 設定温度:冷房時27℃、暖房時20℃
  • 冷房期間:5/23~10/4(135日間)
  • 暖房期間:11/8~4/16(160日間)
  • 使用時間:6:00~24:00(18時間)

例えば、日立製の「白くまくん」を使用した場合の、暖房・冷房の電気代を比較してみましょう。
 
期間消費電力量 電気代
(円/kWh)
期間中の電気代 1日あたりの
電気代
冷房 164kWh 31円 5,084円 37.7円
暖房 414kWh 31円 12,834円 80.2円

エアコンの設定温度と外気温の差は、冬の方が大きくなりやすいです。室温を保つためにエアコンがフルパワーで稼働する時間が長くなり、消費電力が増加します。そのため、一般的に暖房は冷房よりも電気代が高くなる傾向があります。

参照:一般社団法人日本冷凍空調工業会|関連製品|期間消費電力量を省エネ性の目安にお選びください
 

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ほかの暖房器具と比べたエアコンの消費電力・電気代は?

冬の暖房器具は、エアコンだけではありません。電気代が気になる今、ほかの暖房器具との電気代を比較してみると良いでしょう。

暖房器具ごとの1時間あたりの消費電力と電気代の目安は、以下のとおりです。
 
暖房器具 消費電力 電気代の目安
エアコン 430~3,200W 13.3~99.2円
ガスストーブ 23~118W 0.7~3.7円
石油ストーブ 10~995W 0.3~30.8円
電気ストーブ 300~1,200W 9.3~37.2円
オイルヒーター 600~1,500W 18.6~46.5円
こたつ 300~600W 9.3~18.6円

1時間あたりの電気代はこたつが約9.3円~、オイルヒーターが約18.6円~であるのに対し、エアコンは約13.3円~です。ガスや石油ストーブは電気代が安いものの、別途ガス代や灯油代がかかります。

部屋の広さや製品の省エネ機能によって異なりますが、電気ストーブやオイルヒーターと比較しても、エアコンの電気代は突出して高いわけではありません。

部屋全体を素早く暖めるパワーや、温度を一定に保つ快適さを考慮すると、エアコンはコストパフォーマンスに優れた選択肢といえるでしょう。

エアコンの暖房で電気代を抑える方法



エアコンの暖房は冷房よりも電気代が高くなる傾向がありますが、寒い冬に我慢はしたくないものです。実は、エアコンの使い方を少し工夫するだけで、快適な室温を維持しながら電気代を効果的に節約できます。

ここでは、すぐに実践できる具体的な節約方法を5つご紹介します。これらのポイントを賢く取り入れて、暖かく経済的な冬を過ごしましょう。
  • 状況に応じてつけっぱなしにする
  • 設定温度を上げすぎない
  • 自動運転モードを活用する
  • フィルターは定期的に掃除する
  • 省エネ効果の高いエアコンに買い替える

状況に応じてつけっぱなしにする

短時間の外出であれば、つけっぱなしにしておく方が、電気代を抑えやすい場合があります。エアコンは、稼働し始めに最も多くの電力を消費し、室内温度と設定温度の差を埋めようとフル稼働に近い状態で動くためです。

エアコンの電源のオン・オフを繰り返すと、そのたびに大きな電力がかかり、電気代が高くなる原因になります。

そのため、30分~1時間程度の外出の場合、暖房はつけたままの方が効率的です。

一方で、1時間以上外出する場合は、電源をオフにしましょう。状況に応じた使い分けが大切です。

設定温度を上げすぎない

環境省では、エアコンの暖房時の室温設定として「20℃を目安」にすることを推奨しています。

実際の調査では、エアコンの暖房を主に使う世帯のうち、6割以上が温度を23℃以下に、約2割は20℃以下に設定しているとされ、過度に温度を上げなくても快適に過ごせることが分かっています。
 
18℃以下 19℃ 20℃ 21℃ 22℃ 23℃ 24℃ 25℃ 26℃ 27℃以上 不明
4.40% 3.10% 13.8% 8.0% 16.6% 15.3% 11.7% 10.2% 8.0% 8.7% 0.3%

参考:令和5年度 家庭部門のCO2排出実態統計調査 表3-2

エアコンの設定温度を1℃下げるだけで、暖房時の消費電力を約10%削減することが可能です。少しの意識が大きな節約につながるため、設定温度を上げすぎない工夫が大切です。

また、エアコンだけで暖をとるのではなく、重ね着をして体温を保つことや、窓に断熱シートを貼って外からの冷気を防ぐことで、体感温度は変わります。

なお、暖かい空気は部屋の上部にたまりやすい性質があるため、サーキュレーターや扇風機を併用し、室内の空気を循環させることもおすすめです。これにより、足元まで効率よく暖かさが届きます。

その際は、暖房の風向きを下向きに設定し、暖かい空気が床に沿って広がるように意識するとより効果的です。

エアコンの暖房の設定温度は何度が適温?電気代を節約しながら快適に過ごすコツを解説>>

自動運転モードを活用する

エアコンの暖房は、室内の温度を設定温度に近づけようとする際に回転数が上がり、電気代がかかりやすい特徴があります。

しかし、「弱運転」でゆっくり部屋を暖めようとすると、設定温度に到達するまで時間がかかり、結果として運転時間が長くなり、電気代が高くなることがあります。

電気代を節約するためには、エアコンに運転を任せる「自動運転モード」がおすすめです。自動運転なら、最初はパワフルな運転で一気に部屋を暖め、設定温度に達した後は自動で風量を調整し、最小限の電力で快適な温度を維持してくれます。

手動で調整するよりも消費電力を抑えることができ、賢く節電できます。

フィルターは定期的に掃除する

エアコンのフィルター掃除は、手軽ながら効果の高い節約術です。環境省のデータでは、フィルターを月に2回清掃すると、目詰まりした状態に比べて年間で約990円(31.95kWh)の省エネ効果があるとされています。

フィルターがホコリで詰まると暖房効率が低下し、部屋を暖めるために余分な電力を消費してしまいます。

フィルターの掃除は、掃除機でホコリを吸い取ってから水洗いすると、無駄な電力がかからず部屋を暖めやすくなるため、少なくとも、季節の変わり目にはエアコンのフィルターを掃除しましょう。

なお、日々の手入れの手間を省きたい方には、お掃除機能付きのエアコンもおすすめです。お掃除機能付きエアコンについては、こちらもあわせてご覧ください。

お掃除機能付きエアコンとは?メリット・デメリットやおすすめ商品を紹介>>

省エネ効果の高いエアコンに買い替える

最新の省エネエアコンは、10年前のモデルと比較して40%以上の省エネ効果があり、年間15,000円ほどの電気代を削減できるケースもあります。

例えば、1995年モデルの冷暖房の期間消費電力量は1,492kWhですが、2009年モデルでは849kWhへと減少しています。自宅のエアコンが問題なく使用できていても、気づかないうちに電気代が高くなっているかもしれません。

また、最新機種には、「自動お掃除」「空気清浄」「加湿・除湿」など、快適に使用するための機能も充実しています。

省エネ効果が高く、ライフスタイルに合ったエアコン選びでお悩みの場合は、鈴与商事へご相談ください。多様なメーカーを豊富に取り扱っており、こだわりの性能も見つけやすいのが魅力です。

最新エアコンをお得に購入できるため、買い替えを検討中の方はぜひご相談ください。お得で高い性能を持つエアコンは、以下からチェックしてみてはいかがでしょうか。
 
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まとめ

エアコンの暖房の1時間あたりの電気代(設定温度20℃など一定条件)は、6畳用で約13.3円、10畳用で約21.1円、14畳用で約28.5円、20畳用では約52.7円が目安です。ただし、定格消費電力はメーカーや機種によって変わります。

エアコンの暖房の電気代を節約するためには、日々の使い方の工夫が大切です。環境省が推奨する室温20℃を目安に設定し、最も効率的に部屋を暖める自動運転モードを積極的に活用しましょう。

また、重ね着やサーキュレーターで空気を循環させるなど、エアコンだけに頼らない工夫を組み合わせることで、さらに効果が高まります。

しかし、根本的な節約を目指すなら、省エネ性能の高いエアコンを使用することが重要です。10年以上前に購入したエアコンをお使いなら、買い替えるだけで月々の電気代削減が期待できる場合があります。

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さらに、電気代の節約には電力会社の見直しもおすすめです。

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