エアコンの暖房の設定温度は何度が適温?電気代を節約しながら快適に過ごすコツを解説
「エアコンの設定温度は、何度にすれば電気代を抑えられる?」と気になる方は多いでしょう。この記事では、環境省が推奨する室内温度である「20℃」を基準に、快適さを保ちながら電気代を節約するための具体的な方法を解説します。
少しの工夫を取り入れることで、暖房代を抑えつつ、より快適に冬を過ごせるようになりますので、ぜひ参考にしてみてください。
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| 【この記事で分かること】 ・暖房の適切な温度設定 ・暖房の温度を上げても温まらないときの対処法 ・暖房効率を上げる方法 |
■目次
エアコンの暖房の温度設定は20℃設定でエコ×節約
設定温度を1℃低くすることで、暖房では消費電力を約10%削減できると見込まれます。
外気温や室内温度によって設定温度は異なりますが、室内が20℃に近づくよう温度設定することで、電気代の節約効果が期待できるでしょう。
ただし、20℃は人によっては少し肌寒く感じる場合があります。寒さを感じたら、すぐに設定温度を上げるのではなく、まずは重ね着やほかの暖房器具との併用など、無理なく暖かさを確保する工夫を取り入れてみると良いでしょう。
エアコンの暖房にかかる電気代はどのくらい?計算方法や節約のポイントを解説>>
快適に過ごすならエアコンの暖房は何度がおすすめ?
| 18℃以下 | 19℃ | 20℃ | 21℃ | 22℃ | 23℃ | 24℃ | 25℃ | 26℃ | 27℃以上 | 不明 |
| 4.40% | 3.10% | 13.8% | 8.0% | 16.6% | 15.3% | 11.7% | 10.2% | 8.0% | 8.7% | 0.3% |
参考:令和5年度 家庭部門のCO2排出実態統計調査 表3-2
暖房の設定温度で最も多かったのは22℃(16.6%)、次いで23℃(15.3%)で、平均値は22.9℃でした。このことから、多くの人が22℃前後を快適な温度として設定していることがわかります。
ただし、暖房を使用していても、部屋の中がすべて同じ室温とは限らない点には注意が必要です。窓の近くは外の冷気が入りやすく、室内の天井付近よりも床付近の方が、室温は低くなりやすい傾向があります。
部屋の中の場所や過ごし方によって体感温度は異なるため、室温計や湿度計を活用し、最適な温度を確認してみることがおすすめです。
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エアコンの暖房の温度設定を上げても温まらないときはどうする?
ここでは、エアコンの暖房の温度設定を上げても暖まらないときの具体的な対処法について解説します。
室内の暖気を循環させる
一方で、冷たい空気は重く、人が過ごす床付近に滞留します。この温度ムラが、設定温度を上げても「寒い」と感じる原因です。
この問題を解決するためには、室内の空気を循環させることが効果的です。扇風機やサーキュレーターを使い、天井に向けて風を送ることで、上にたまった暖かい空気が部屋全体に広がり、足元まで暖かさが届きやすくなります。
部屋の温度が均一になることで、無駄に設定温度を上げることなく、効率的に快適な暖かさを感じられるためおすすめです。
また近年では、気流をコントロールする機能を備えたエアコンも登場しています。たとえば、ダイキンの「垂直気流」、日立の「スピード暖房」、パナソニックの「足元暖房」などが代表的です。
このような機能を搭載したエアコンを選ぶことで、室内の温度ムラを抑え、より快適な空間づくりができるでしょう。
エアコンフィルターは定期的に掃除する
快適な暖房効率を維持するためには、フィルターの掃除は2週間に1回を目安に行うことが望ましいでしょう。
フィルターの掃除を怠ると、汚れがエアコン内部まで侵入し、カビの温床になりやすいです。内部の汚れは個人での掃除が難しく、安全に清掃するためには専門業者への依頼が必要になるケースもあります。
定期的にフィルター掃除を行うことで、効率良く部屋を暖めることが可能です。少なくとも、エアコンの使用頻度が少ない春と秋には、掃除をしましょう。
なお、お手入れの手間を省きたい方には、自動洗浄機能付きのエアコンもおすすめです。
お掃除機能付きエアコンとは?メリット・デメリットやおすすめ商品を紹介>>
また、フィルター掃除などの対策を試しても暖房の効きが悪い、あるいは冷たい風しか出てこないなど症状が改善しない場合は、エアコン本体が故障している可能性も考えられます。原因がわからない場合は、こちらの記事も参考にしてみてください。
エアコンの暖房は効かないのに冷房は効くのはなぜ?原因と対処法を解説>>
エアコンの暖房が機能しない!冷たい風が出てくる原因と対処法を紹介>>
エアコンの設定温度は上げずに快適性を高める方法
ここでは、設定温度を上げずに快適性を高める効果的な方法をご紹介します。
衣類に気を配る
具体的には、インナーや腹巻、靴下などの下着類を保温性の高い素材に変えるだけでも、体は暖まりやすくなります。また、動きやすさを重視したセーターやジャケットを選ぶこともおすすめです。
さらに、以下の4カ所を温めることも大切です。
- 首
- 手首
- お腹(ウエスト)
- 足首
これらの部位には太い血管が通っているため、温めることで全身の血流が良くなり、末端までしっかり温かさが届きます。例えば、首元は就寝時にタオルを軽く巻いておくと、冷気の侵入を防ぎ、冷えにくくなります。
こうした衣類の工夫や温活を意識することで、エアコンの設定温度を上げる必要がなくなり、節電効果が期待できるでしょう。
家の断熱性を高める

画像引用:一般社団法人日本サステナブル建築協会|住宅の省エネルギー基準(早分かりガイド)
エアコンで部屋を暖めても、住宅自体の断熱構造が不十分な場合、さまざまな場所から暖気が外へ逃げてしまいます。
特に、窓やドアなどの開口部からは、室内の暖かい空気の約48%が流出するといわれているため、室温をしっかり保つための工夫が欠かせません。
その対策として、以下のような断熱のための工夫を取り入れると効果的です。
- 二重窓にして断熱性を高める
- 窓に断熱シートを貼る
- 断熱カーテンを使用する
- カーペットの下にアルミシートを敷く
- 断熱シートを壁に貼る
部屋の断熱性を高めることで、エアコンの設定温度を上げなくても室温が下がりにくくなります。節電効果も高いため、冬は断熱性を強化する工夫を取り入れてみると良いでしょう。
湿度を上げる

画像出典:ダイキン工業株式会社|乾燥の困りごとと解決法
エアコンの暖房を使うと空気が乾燥し、皮膚の水分が奪われやすくなります。これは乾燥肌の悩みだけでなく、寒さを感じる原因にもつながります。
皮膚表面の水分が蒸発する際には、気化熱によって体温が奪われるため、同じ室温でも乾燥しているほうが寒く感じやすいのです。特に手足の指先が冷えやすい方は、暖房の設定温度を上げるよりも、湿度を適切に保つ方が有効かもしれません。
空気は熱しやすく冷めやすい一方、水分は熱しにくく冷めにくい性質があるため、湿度が高いほど室内の保温効果は高まります。
「湿度が20%上がると体感温度は約4℃高く感じられる」といわれており、設定温度を上げるよりも暖房効果が高い場合もあります。
加湿器などで湿度を管理し、人や住宅に快適とされる湿度40~60%に保つことで、エアコンの設定温度を必要以上に上げることなく、効率的に暖かく快適な室内環境を保つことができるでしょう。
また、ダイキンのRXシリーズのように、加湿機能を備えたエアコンもあります。乾燥が気になる季節には、このような機能を搭載したエアコンを選ぶことも、一つの選択肢といえるでしょう。
自動運転を活用する
運転開始時に最大パワーで一気に部屋を暖め、設定温度に達した後は微弱運転で温度をキープできます。
電気代を気にして最初から「弱運転」にすると、部屋が暖まるまでに時間がかかり、かえって電力を消費してしまうことも少なくありません。風量を手動で調整するよりも、自動運転に任せた方が電気代の節約につながりやすいです。
省エネエアコンなら同じ温度でも電気代を抑えられる
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最新の省エネエアコンは性能が向上しており、10年前の製品と比べると年間約15,000円も電気代を削減できるケースがあります。40%以上の省エネ効果を発揮する機種もあるため、同じ設定温度で使用した場合、40%の電気代削減につながると考えられます。
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まとめ
快適さと電気代の節約を両立させるためには、加湿器などで湿度を40~60%に保つことや、サーキュレーターで暖気を循環させる工夫が大切です。
また、10年以上前の古いエアコンを使用している場合、最新の省エネエアコンと比較して電気代が割高になっている可能性があります。省エネ性能の高い機種に買い替えることで、同じ温度設定でも約40%の電気代削減が期待できます。
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