ガスコンロがつかない原因は?自分で対処できる9つのチェックポイント
「料理中に急にガスコンロが点かなくなり困った…」
「業者を呼ぶべきか迷っている…」

このようなお悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。ガスコンロが点火しない原因はさまざま考えられますが、ご自身で確認・対応できるケースもあります。

本記事では、ガスコンロが点かないときにまず確認すべき9つのチェックポイントと、その対処法をわかりやすく解説します。
 
ガスコンロが点火しないときは
\交換のサインかも?/
■目次
  まとめ
 

【自分で対処できる】ガスコンロがつかないときに確認したいこと

突然ガスコンロの火が点かなくなると、「故障かも」と不安になりますが、実はちょっとした原因で点かなくなっているだけの場合も多くあります。慌てずに一つずつ原因を確認することで、業者に依頼せずに自分で解決できるケースも少なくありません。

ここでは、ガスコンロが点火しないときにまず確認してほしい項目と、それぞれの対処法をご紹介します。
 

ガスが遮断されていないか

ガスコンロだけでなく、給湯器など他のガス機器も一斉に使えなくなっている場合は、まずガスの供給が止まっていないかを確認しましょう。ガスメーターが停止していると、ガスコンロを含むすべてのガス機器が使えなくなります。

ガスメーターには万が一の備えとして、ガス漏れやガス機器の消し忘れ、地震の揺れなどを感知した際に自動的にガスを止める「安全装置」がついています。

安全装置の作動によりガスメーターが止まっている場合、以下の方法で復帰作業を行うことでガスの利用を再開することが可能です。

■ガスメーターの復帰手順
  1. すべてのガス機器の運転を停止し、使用していないガス栓を閉める
  2. ガスメーターの復帰ボタンのキャップを外す
  3. 赤ランプが点灯するまで、復帰ボタンをしっかり奥まで押す
  4. 1~3分程度待ち、液晶の表示とランプが消えれば復帰完了

ただし、ガス臭い場合は復帰作業を行わず、すぐにガス会社に連絡してください。
 

ガス栓が閉まっていないか

元栓が閉まっていることが原因で、ガスコンロの火が点かないことも考えられます。

とくに、外出時や就寝前に安全のために元栓を閉める習慣がある方は、使用前に開けるのを忘れているかもしれません。また、ご家族が元栓を閉めた可能性もあります。

まずはガス栓の開閉状況を確認し、閉まっている場合は開栓し、着火するか試してみてください


 

チャイルドロックがかかっていないか



多くのガスコンロには、子どもが誤って火を点けてしまわないように「チャイルドロック機能」が搭載されています。この機能が作動していると、点火ボタンを押しても火は点きません。ガスコンロが点かないときには、チャイルドロックがかかっていないかを確認しましょう。

ガスコンロのチャイルドロック機能には、主に「スライド式」と「長押し式」の2種類があり、スライド式はバーを動かすことで、長押し式はボタンを約3秒長押しすることでロックを解除できます。

なお、チャイルドロックの位置や解除の方法は製品によって異なるため、詳しくは取扱説明書を確認することをおすすめします。
 

電池切れが起きていないか・正しく設置できているか

ガスコンロが急に点かなくなる原因の一つが、電池切れです。点火には電池の力で火花を発生させる仕組みになっており、その電池が切れていると着火しません

機種によりますが、電池切れをお知らせする機能が搭載されているタイプもあるため、ランプが点灯していないかを確認してみましょう。



お知らせ機能がないタイプで、乾電池の交換から1年程度経っている場合は、新しい電池に交換することで火が点く可能性があります。

また、電池交換時にプラス・マイナスの向きを間違えていたり、衝撃により電池がずれていたりするケースも考えられます。電池がしっかりセットされているかもあわせて確認してみてください。

電池の入れ替え部分は機器によって異なるため、詳しくは取扱説明書で確認すると良いでしょう。

コンロ部品の位置がずれていないか


ガスコンロが点火しない原因として、バーナーキャップや五徳(ごとく)などの部品が正しく取り付けられていない可能性も考えられます。

バーナーキャップは、ガスコンロの炎が出る部分に取り付けられている金属の丸いパーツで、五徳は鍋を置く金属製の枠です。これらの部品の取り付け位置がずれているとうまく点火しないことがあります。

とくに、掃除をしたあとや部品を取り外して洗ったあとに、正しく取り付けられていないときに起こりやすいです。取扱説明書を参考にしながら、部品の位置がずれていないかを目視で確認し、正しい向き・位置にしっかりと取り付け直しましょう
 

バーナーキャップが濡れていないか

バーナーキャップが濡れていると、点火しても立ち消え安全装置が作動し、火がすぐに消えてしまうことがあります。これは吹きこぼれや、鍋底に点いた水滴が原因で起きることが多いため、バーナーキャップや鍋底の水気をしっかり拭き取ってから再度点火してましょう。

また、お手入れで水洗いした際も、水分が残らないように十分に乾かしてからコンロに戻すことが大切です。
 

コンロ部品が汚れていないか

ガスコンロの部品の汚れにより、火が点きづらい場合があります。例えば、調理中に飛び散った油や食材のカスがバーナーキャップに詰まっている、温度センサーに油汚れが付着しているなどが原因です。

こうした部品が汚れている場合は、以下の方法でお手入れをしてから、再度点火を試してみましょう。

【立ち消え安全装置・点火プラグ・バーナーキャップのお手入れ】
やわらかい布などで汚れを拭き取りましょう。こびりついて取れない場合は、歯ブラシなどで目詰まりを除去します。
バーナーキャップは取り外し、洗剤とブラシを使って掃除します。

【温度センサーのお手入れ】
センターの変形を防ぐために片手でしっかり押さえ、水に濡らして固く絞った布で優しく汚れを拭き取りましょう。

ガスホースの折れ曲がり・破損はないか


据え置き型のガスコンロを使用している場合、ガスホースに異常があるとガスがうまく供給されず、点火しないことがあります。

例えば、ホースが強く折れ曲がっていたり、破損していたりするケースが考えられます。ホースが曲がっているときはまっすぐに直し、破損が見られるときは速やかに交換しましょう。

また、見た目に問題がなくてもホースは経年劣化している場合があります。使用開始から7年程度を目安に買い換えるのがおすすめです。

テーブルコンロのホースは、ご自身で交換可能な場合もありますが、ビルトインタイプの場合は接続には専門資格が必要となるため、業者に連絡してください。
 

コンロを正しく使用しているか

ガスコンロが点かない原因として見落とされがちなのが、コンロの正しい使用方法です。とくに温度センサー付きのコンロでは、センサーが鍋底としっかり密着していないと火が点かない、またはすぐに消えてしまうことがあります。

また、こうした機種では焼き網に対応していない場合もあるため、取扱説明書で確認が必要です。

さらに、コンロに何も乗せていない状態では点火しないタイプもあります。安全装置の一環として、鍋などの調理器具を置いていないとガスが出ない構造になっていることがあるため、まず鍋を正しく乗せた状態で点火してみましょう。それでも反応しない場合は、取扱説明書で使用方法を確認すると良いでしょう。
 

そのほかに考えられるガスコンロがつかない原因

自分でできる対処法を試しても火が点かない場合は、ガスコンロ本体の故障や寿命による不具合が原因かもしれません。

例えば、点火時に「チチチ」と音がしない場合は、電気系統が故障している可能性があります。また、一般的にガスコンロの寿命は約10年とされており、それ以上使用していると、部品の劣化により不具合が起きやすくなります。

上記のような異常が見られるときは、自分で無理に対処しようとせず、安全のためにも専門の業者に相談するのがおすすめです。

ガスコンロの交換を依頼できる業者や、修理・交換の判断ポイントについては、以下の記事を参考にしてください。

ガスコンロの交換はどこに頼む?業者選びのポイントも紹介>>
ガスコンロの寿命は何年?交換時期を知らせるサインとは>>

 
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まとめ

ガスコンロがつかない原因には、ガスの遮断や電池切れ、部品のずれなどが挙げられます。まずは本記事でご紹介したチェック項目を一つずつ確認し、それでも解決しない場合には、故障や経年劣化も疑われます。

また、ガスコンロの寿命は使用開始から約10年とされており、長期間使用している場合には修理や買い替えの検討も必要です。修理や交換の際には、ガスコンロに関する専門知識や資格を有した業者に依頼することが重要です。

ガスコンロの交換をご検討中の方は、ぜひ鈴与商事にご相談ください。豊富な品揃えとお得な価格で、専門知識を持つスタッフが最適なガスコンロをご提案します。

なお、各地域には担当者が常駐しており、万が一のトラブル時にも迅速な対応が可能です。ビルトインタイプとテーブルコンロ、LPガスと都市ガス用のいずれも取り扱っておりますので、お近くの営業所またはお問合せフォームよりお気軽にお問合せください。

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