ガスコンロの交換は自分でできる?テーブルコンロを自分で交換する方法と注意点 「調子が悪くなったガスコンロを、自分で交換できないだろうか?」「交換する方法を知りたい」とお考えの方もいらっしゃるでしょう。キッチン台に置くだけの「テーブルコンロ」であればDIY交換が可能ですが、注意点もあるため正しい手順で交換する必要があります。

また、「ビルトインコンロ」は専門業者への依頼が必須です。

この記事では、ガスコンロを自分で交換する場合の手順や注意点、業者へ依頼する場合の費用や時間について詳しく解説します。ガスコンロの交換は安全を最優先にして、最適な方法を選びましょう。
 
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■目次
  まとめ
 

ガスコンロの交換は自分でできる?

ガスコンロの交換を自分でできるかどうかは、コンロの種類によって異なります。ご自宅のコンロが「テーブルコンロ」であればDIY交換が可能ですが、「ビルトインコンロ」は専門業者への依頼が必要です。
 
テーブルコンロ (据え置き型・ガステーブル) ビルトインコンロ
   
自分でもできる 業者に依頼

テーブルコンロは、ガス台の上に置くだけで設置できる簡易なタイプで、ホームセンターや家電量販店などで購入し、自分で交換することが可能です。ただし、交換前にガスの種類(都市ガスかプロパンガスか)やサイズを必ず確認しましょう。

一方、ビルトインコンロはシステムキッチンに組み込まれているため、設置や取り外しには専門的な知識と技術が必要です。また、ガス管への接続作業は有資格者のみが行えるため、必ず専門業者へ依頼する必要があります。安全性を第一に、適切な交換方法を選びましょう。
 

テーブルコンロ(据え置き型・ガステーブル)を自分で交換する方法

テーブルコンロは設置が比較的簡単なため、手順を守れば自分で交換することが可能です。

ただし、ガスを扱う作業であるため、万が一にも事故が起きないよう、正しい手順と注意点をしっかりと把握してから作業に臨むことが大切です。

ここでは、据え置き型テーブルコンロを自分で交換する方法を解説します。
 

ガスの元栓を閉める

最初に、ガスの元栓が閉まっている状態か確認しましょう。元栓を閉め忘れていると、接続部分からガス漏れが起こる可能性があり、大変危険です。安全のため、必ず元栓を閉めてから作業を始めてください。
 
元栓が開いた状態 元栓を閉めた状態
   

元栓が「開いた状態」ではツマミが縦になっており、「閉めた状態」ではツマミが水平になります。目視と手でしっかり確認し、作業中にガスが漏れないように安全を確保しましょう。
 

ゴム管とコンロの撤去・設置を行う


元栓を閉めたら、次に古いコンロとガス元栓をつなぐゴム管を取り外します。ホースバンド(留め具)をつまんで下にスライドさせ、ゴム管を引っ張って外しましょう。取り外しが完了したら、古いコンロをガス台から撤去します。

続いて、新しいコンロをガス台に設置します。新しいコンロと元栓をゴム管で接続する際は、赤い線が見えなくなるまでしっかりと差し込みましょう。そのあと、先ほど下げておいたホースバンドを元の位置に戻します。

なお、既存のゴム管を再利用する場合は、コンロ側の接続部分を外し、元栓と接続したままコンロ本体のみを交換することが可能です。

この作業の際、ゴム管が長すぎるとたるみが生じてゴム管に負担がかかり、ガス漏れやゴム管の早期劣化につながる恐れがあります。必要に応じてはさみでカットして調整すると良いでしょう。

一方で、ゴム管が短すぎると抜けやすくなり、ガス漏れのリスクが高まります。コンロに合った適切な長さに調整して、安全な状態で設置してください。
 

ガスコンロを自分で交換するときの注意点

テーブルコンロは比較的簡単に交換できるとはいえ、ガスを扱う作業である以上、十分な注意が必要です。コンロの種類や設置場所、火力の向きなど、見落としがちなポイントを事前に確認することで、思わぬ事故やトラブルを防ぐことができます。

ここでは、ガスコンロを自分で交換する際に押さえておきたい3つの注意点を解説します。
 

自宅のコンロの種類を確認する

ガスコンロを自分で交換する際に重要なのが、ご自宅のガスの種類と設置環境を事前に確認することです。ガスコンロには「都市ガス用」と「プロパンガス(LPガス)用」の2種類があり、間違った種類のコンロを購入すると、設置も使用もできず、返品や再購入の手間がかかってしまいます

また、同じテーブルコンロでも設置場所やコンロ本体の幅や奥行きなどのサイズが合っていないと設置できないこともあります。とくにキッチンのスペースが限られている場合は、サイズの確認を怠ると交換作業をスムーズに進められません。正しい製品を選ぶためにも、事前に確認しましょう。
 

強火力バーナーは壁から離す

テーブルコンロの多くは、左右のバーナーに「強火力」と「弱火力」の区別があります。火力の強いバーナーが壁側にあると、コンロの火により壁面が熱で傷むことや、場合によっては火災につながる危険性もあります。

安全に使用するためにも、コンロを設置する際は、壁と反対側に強火力バーナーがくるように配置しましょう。少しの配慮で安全性が大きく高まります。
 

少しでも不安がある場合は業者に依頼する

テーブルコンロは自分で交換できるとされていますが、やはりプロによる交換に比べると、ガス漏れや接続ミスといったトラブルのリスクが高くなります

交換作業に少しでも不安を感じる場合や、正しく接続できたか自信が持てない場合は、無理をせず専門業者に依頼することをおすすめします。

また、ビルトインコンロの交換の場合は、ガス管接続の資格が必要となるため、自分で交換することはできません。必ず有資格の専門業者に依頼しましょう。安全を最優先に考えた判断が大切です。
 
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ガスコンロを自分で交換しない場合はどれくらいかかる?

自分で交換するのが不安な場合や、ビルトインコンロのように専門的な作業が必要な場合は、業者に依頼するのが一般的です。とはいえ、業者にガスコンロの交換を依頼した場合の費用や作業時間が気になるという方もいらっしゃるでしょう。

業者に依頼する場合、費用は「コンロ本体の価格」と「設置工事費」の合計で決まります。ここでは、テーブルコンロとビルトインコンロ、それぞれの交換にかかる費用の相場と、作業にかかる時間について解説します。交換依頼を検討する際の参考にしてみてください。
 

費用

ガスコンロを業者に交換してもらう場合の費用は、主に「本体代」「工事費」「既存コンロの撤去費・処分費」の3つで構成されます。金額はコンロの種類(テーブルコンロかビルトインコンロか)や、選ぶモデルの機能性によって大きく異なります。

【テーブルコンロの場合】
テーブルコンロは大がかりな工事が不要なため、費用を抑えやすいのが特徴です。本体代と簡単な設置作業含めて、相場は2万~11万円程度となっています。シンプルなモデルであれば数万円で設置可能です。

【ビルトインコンロ】
ビルトインコンロはキッチンに埋め込まれているため、取り外しや設置に工事が必要になります。費用は選ぶモデルによって幅があり、定番モデルは10万円以内に収まることが多いです。ただし、グリルの高機能化やデザイン性に優れたハイグレードモデルの場合は10万~15万円ほど、さらに最上位のプレミアムグレードになると15万~30万円程度が相場となっています。
 

時間

専門業者によるガスコンロ交換の作業時間も、コンロの種類や設置状況によって異なります。一般的に、ビルトインコンロの交換には30分~1時間程度かかるのが標準です。一方、テーブルコンロの交換はより簡単な作業のため、30分もかからずに完了することが多いです。

ただし、キッチンの状況や既存の配管の状態によっては、作業時間が前後する可能性があるため、あくまで目安と考えておくと良いでしょう。
 

まとめ

本記事では、ガスコンロを自分で交換する際の具体的な手順や注意点、業者に依頼した場合の費用や作業時間について解説しました。

テーブルコンロであれば、ポイントを押さえて安全に作業すればご自身でも交換が可能です。ただし、作業前には「ガスの種類」「設置スペース」「コンロのサイズ」「強火力バーナーの位置」を必ず確認し、安全を最優先に作業することが大切です。少しでも不安があれば、無理せず専門業者に依頼しましょう。

なお、システムキッチンに組み込まれているビルトインコンロは、ガス管との接続作業に資格が必要なため、専門業者に依頼してください。ご自宅のキッチンに最適な方法を選び、安心・安全な設置方法を検討しましょう。

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